重永や時松の後輩 地元のアマチュア2人が予選通過
◇国内男子◇RIZAP KBCオーガスタゴルフトーナメント 2日目(30日)◇芥屋ゴルフ倶楽部(福岡県)◇7103yd(パー72)
重永亜斗夢や時松隆光らを輩出した地元・福岡の沖学園ゴルフ部でアマチュアの出利葉太一郎(いでりは・たいちろう/3年)と長野泰雅(ながの・たいが/1年)がそれぞれ予選通過を確実にした。
大会事務局長推薦で出場する、同部キャプテンの出利葉は5バーディ、ノーボギーの「67」でプレー。通算6アンダーとして28位で決勝ラウンドに進出した。
インコースから出て13番(パー5)でバーディを先行すると、折り返した1番では残り50ydの2打目を1mにピタリ。バーディとすると、3番(パー3)では194ydを6Iで20㎝につけるスーパーショットを魅せた。その後も2つ伸ばした。
「きのうよりもショットが良くて、試合前から調子は良かったので、考え方というか、気持ちが上手く切り替えられた。きのうは嫌なところばっかり見てティショットを打っていたんですけど、きょうはフェアウェイに絶対置くという強い気持ちをもって振りぬきました」と整然と話す。
「地元で応援に来て下さる方がたくさんいるので、上位に行くのはもちろんですけど、一生懸命頑張っているところを見てもらいたい。トップ10を目指してコツコツやっていければ」と意気込んだ。
予選通過を目標に掲げスタートした長野は、1イーグル2バーディ、2ボギーの「70」でプレー。通算5アンダーとして36位。「よく耐えるゴルフが出来ました。ドライバーが曲がったんですが、そこからよくリカバリーしてパーを拾うことが出来ました」。
前半13番(パー5)では「完璧だった」ティショットを放つと、残り220ydの2打目を2.5mにつけて、プロ顔負けのイーグルを奪取。持ち味の「強気で攻めるゴルフ」で会場を沸かせた。憧れは米ツアーでも活躍する松山英樹。「決勝ラウンドで2桁アンダーまで行けるように一打一打大切にいきたいです」と笑顔を見せた。
ほかのアマチュアは杉浦悠太(福井工大付属福井高3年)が5アンダー36位。細野勇策(ルネサンス大阪高2年)が4アンダー48位につけた。ベストアマ争いからも目が離せない。(福岡県糸島市/柴田雄平)