女子プロトーク

2013年11月のマンスリーゲスト 豊永志帆

2013/11/01 00:00

「Hot Shot with GDO」の11月のマンスリーゲストには豊永志帆プロを迎え、全4回でお届けする。

身長169センチのすらりとしたスタイルでスタジオに現れた豊永プロ。ゴルフ王国・熊本県は宇城市で生まれる。ジュニア時代は九州で数々のタイトルを獲得し、2009年の日本女子アマではベスト8に入賞した。2011年にプロテスト合格。同年のファイナルQTを4位で突破し、2012年シーズンの出場権を獲得、賞金ランキング53位と初シード獲得まであと一歩及ばなかったが、「大王製紙エリエールレディス」でキャリアハイの5位タイに入る活躍を見せた。さらに2012年のクオリファイを7位で終え、今季2013年のシードを獲得。今シーズンは「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」での6位が最高位と初優勝が待たれる選手だ。

第1回 「ゴルフとの出会い」

熊本県宇城市出身の豊永プロ。周囲はゴルフ場、温泉、大自然に囲まれた土地で育った。お父様のゴルフ好きが高じて、幼い頃から練習場に連れて行ってもらい、長いクラブを振り回していたという。そして坂田塾へ入塾、真剣にゴルフに取り組むことになる。

「坂田先生は厳しかった」と、幼い時は、苦い練習の記憶ばかり。「そんな中で、厳しい塾長に褒められるとやっぱりうれしかったですね」と当時を振り返った。でも厳しい練習や苦しい経験から得たことが、今の豊永プロの原点ともなっている。

最近のお気に入りは、シェネル(歌手)の歌を聴くこと。K-POPにもはまっていて、人気のあのアーティストグループのCD、PVを見て楽しむ23歳女子の一面も・・・。

第2回 「学生時代の思い出あれこれ」

東海大学付属第二高等学校を卒業。体育祭、文化祭などの学校行事には1、2度しか出ていないというほど、ゴルフに打ち込んでいた学生時代。

周りの友人がうらやましく見え、ゴルフを続けるかどうか本気で悩んだ時期もあったと言う。しかし両親の支えもあって、続けることを決意、今に至っている。学生時代の一番の思い出は個人戦に加え、団体戦でチームメートと一緒に戦ったこと。

得意クラブを尋ねると、意外な答えが返ってきた。「当たることよりタイミングを大事にしたい」と、ドライバーの練習は素振りがメイン。アマチュアゴルファーの皆さんに是非試して欲しい、ドライバーが曲がった時に効く秘密の呪文を伝授してもらった。

第3回 「キャディバッグの中身は・・・」

アマチュア時代の輝かしい成績、プロテスト合格と、淡々と順調な道を歩んできたわけではない。「当たり前のように合格すると思っていた」プロテストでは、2度の不合格に敗北感に苛まれた。

迎えた3度目のプロテスト。「自分に期待せずに臨んだら良い結果に」と結果は3位で突破。2度の失敗であきらめかけていたプロテスト再受験の背中を押してくれたのは両親に感謝の言葉を贈った。

169センチの長身、細身の豊永プロ。試合での転戦が続く普段のファッションはショートパンツにTシャツ、クロックスのサンダルが基本!?シーズンオフになる冬には、ブーツを履いたり、ようやくオシャレを楽しむ季節だとか。

ゴルフウェアはものすごくテンションが上がるオレンジ色がマイブーム。そしてキャディバッグには必ず入っているという意外なものを紹介してもらう。

第4回 「ワタシのモットー、ワタシの夢」

豊永プロを迎えての11月は今回が最終回。「今年は苦労しました」。2013年を振り返る一言はそんな一言だった。甘えることが出来ないルーキーイヤーに比べ、ツアー参戦2年目は1年目より精神的にきつかったという豊永プロ。いまは期待しすぎず、頑張り過ぎないことをモットーに一戦一戦を戦っている。

そんな豊永プロは「今年は賞金シードをとりたい」と目を輝かせる。「将来の夢は初優勝・・・でもまだ先、今は賞金シードを獲ることの方が現実的かな」と、さらなるステップへの視界も良好だ。

もしプロゴルファーになっていなかったら?という質問には意外な答えが・・・。落とし物、忘れ物、2重サングラス?のおっちょこちょいエピソードは必聴。好きなタイプの男性はという核心?にも迫る見応えある最終回は必見の価値あり!