女子プロトーク

2016年4月のマンスリーゲスト 大山亜由美

2016/04/01 00:00

「Hot Shot with GDO」2016年4月のマンスリーゲストには大山亜由美プロを迎え、全4回でお届けする。

1994年2月21日生まれの22歳。鹿児島県鹿児島市出身で、ゴルフの強豪校として知られる樟南高等学校を卒業後、4度目の挑戦で昨年のプロテストを合格。2016年度の出場資格はQTランク267位で、今季はステップ・アップ・ツアーが主戦場となる。

第1回 「先輩は大物タレント!?」

大手芸能プロダクション「オスカープロモーション」と所属契約を結び、記者会見では事務所の先輩、剛力彩芽と金子昇の登場で話題になった。昨年のプロテストに合格し、ビジュアル系ツアールーキーとして期待され、注目されることはうれしいが、「もっとゴルフで成績を出さなくては」と、今まで以上に意識するようになった。

昨年の「うどん県レディース 金陵杯」では、最終日に6連続バーディを奪って2位に入った。青山加織とのプレーオフには敗れたが、「自分に足りないもの」に気づくことができ、貴重な体験となった。

今年から主戦場のステップ・アップ・ツアーが、14試合から18試合に増えてチャンスが広がった。まずは1勝して、レギュラーツアーへの出場に繋げられるよう頑張りたい。

音楽は幅広くなんでも聞くが、最近のお気に入りはEXILEの「Ki?mi?ni?mu?chu」。テンションを上げたいときに、クルマの中でよく聞いている。

第2回 「プロも大学も1年生です!」

8歳の頃に父親に練習場に連れて行ってもらい、最初からクラブにボールが当たり、楽しくなったことを覚えている。小学生時代はブラスバンドに入り、アルトサックスを担当。今から思えば、その時に覚えた腹式呼吸がゴルフに役立っているかもしれない。

高校を卒業するときに、進路で悩んだ末にプロテスト受験の道を選んだ。4年かかったが合格した今、4月から羽生結弦選手など多くのスポーツ選手と同様、早稲田大学の人間科学部通信教育課程で学ぶことを決意した。プロゴルファーと勉強の両立は大変だが、時間をみつけて勉強に励み、何年かかっても卒業することが目標。

食欲は旺盛で、高校時代には1日6食を食べていたほど。韓国料理が大好物で、サムギョプサル、チゲ、スンドゥブ、チヂミなどなんでも食べる。嫌いなものはレーズン。給食でメニューがブドウパンの日は、一日中苦痛だった。

第3回 「ひらひら系は苦手」

得意クラブはドライバーで、飛距離は250ヤードくらい。リズムよく振ることが大事で、調子が悪いなと感じるときは、スタンスを狭くしたり、腹筋に意識を集中させたりして調整する。

どんなに悪いショットをしても、自分の決めた位置でフィニッシュをとるようにしてからは、曲り幅が少なくなった。100ヤード以内のショットが苦手で、距離感を安定させるために、ウェッジを1本増やして3本にしようかと思っている。

普段は楽な恰好が一番好きで、ひらひら系のスカートは恥ずかしくて着ることができない。今年からゴルフウェアは「パラディーゾ」と契約をしたので、リゾートをイメージした品のあるカジュアルなファッションで試合に臨む。

荷物が人一倍多く、すべて必要なものしか入っていないのに、スーツケースに入りきらない。遠征のときは常に1つは次の場所へ送りっぱなしで、手持ちの荷物と合わせて2つの大荷物でやりくりをしている。

第4回 「目指すは東京オリンピック」

趣味は映画観賞で、最近癒されたのはアニメの「ミニオンズ」。運動神経がよく、たまにボーリングをすると、150くらいのスコアがでる。「女子では上手いほう。ドローもかけられるし、フォームもかっこよくキメますよ(笑)」。

あまり物欲はないが、日常生活を便利にする電化製品が好きで、最近買ったのは電動歯ブラシとブルートゥースのイヤホン。女子力は低めだが、中学校時代の友達がネイリストなので、デザインにはこだわっている。

好きな男性のタイプは「父親」。正義感に満ち溢れていて、筋の通っていないことをしたときにはガツンと叱ってくれる。

2020年の東京オリンピックを目指し、ワールドランクを上げるために、チャンスがあれば、予選会からでも海外の試合に出場するつもりだ。ゴルフをしていると、一番自分らしく素直になることができる。これから壁にぶつかることもあると思うが、挫折をしても基本に立ち戻り、常に成長を続けていきたい。