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アスリート志向へシフト テーラーメイドが新「グローレF」を発表

2016/08/30 18:04
生まれ変わった新『グローレF』。前作に比べ、スリット(溝)がパワーアップ

テーラーメイド ゴルフ株式会社は29日、2014年の発売以来、国内シニアや国内女子ツアーでの高い使用率を誇る『グローレ F』シリーズの後継モデル、新『グローレ F』(通称・F2<エフツー>)を発表した。前作同様に、ドライバー、フェアウェイウッド、レスキュー、アイアンをラインアップ。10月7日に発売される。

全体を通じて"やさしさ"を追求しており、ミスヒットへの寛容性、ボールのつかまりやすさ、上がりやすさが向上したと謳う新シリーズ。アスリート志向のアマチュアを明確にターゲットとしており、今月から供給の始まったツアー会場では、性能向上を実感したプロが次々に実戦投入し始め、その狙いを早くも実証し始めている。

発表会見に登場したシニアの尾崎直道は「ヘッドを地面にポンッと置いた時の安心感があるね。素直なスイングができるから、飛距離が出るし、余計なミスが減った」と絶賛。女子ツアーを戦う松森彩夏は「ボールが上がりやすいので、やさしく攻めていけます」と、ツアー後半戦に向けて意欲を覗かせた。

前作との比較では、ソールの溝(貫通型スピードポケット)が広く深く長くなり、フェース面のスイートエリアが20%アップしたとのこと。後方に固定式のウエイトを設置して重心設計を見直し、ボールのつかまりも向上させている。

同社では、自社製品の『M1』『M2』ドライバーを使用しているアスリートゴルファーたちまで購買ターゲットに入れており、どこまで受け入れられるのか、今後の市場動向に着目したい。

ドライバーの価格は、税抜8万5000円(税込9万1800円)、カスタムシャフトで10万5000円(税込11万3400円)。問い合わせはカスタマーサービスコール 0120-558-562。

『グローレ』シリーズを使用する左から松森彩夏、尾崎直道、青木功、東尾理子