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ヘッド重量の75%を前方配置「R15」

2014/11/18 15:00

テーラーメイドゴルフは11月12日、都内本社(江東区)で12月12日投入予定の「R15」シリーズの新製品説明会を開催した。「R」シリーズは、2001年の300シリーズを皮切りに、最適弾道理論→大型ヘッド→重心・弾道・ロフト調整→白ヘッド→低・前重心などの変遷を経て進化を遂げた経緯がある。その「R」シリーズ史上の集大成として誕生したのが「R15」シリーズ、という触れ込みだ。

説明会冒頭では、同社マーケティングシニアマネージャーの菱沼信之氏が意気込みを語った。

「当社における『R』は進化の象徴といえ、テーラーメイドの最先端の証でもあります。「R300」シリーズの投入以来、ツアー使用率も14年連続でNO.1を獲得しており、実績もある。その英知を結集したのが『R15』といえるでしょう」

「R15」シリーズのラインアップはドライバー2機種(6万5000円~)、FW2機種(3万6800円~)、レスキュー3機種(3万800円~)、アイアン3機種(6本、8万4000円~)。説明会では、ドライバーとアイアンの説明に終始した。

「R15」ドライバーは、460、430の2タイプをラインアップ。最大特徴はソールに搭載された2つのウエイトに集約されるだろう。前モデルの「SLDR」では1つだけだったが、新製品では2つに増やすことで、低・前重心を確保しながら、より細かな弾道調整ができる仕組み。例えば、1.2つともヒール側でドロー、トゥ側でフェード、2.2つを離して安定性、3.センター&センターで飛距離性能、といった具合い。さらに、レール装着部を12mmフェース側へ移動したことで、全体のヘッド重量の75%を前方へ配置することに成功したという。菱沼氏が続ける。

「当社では、打ち出し角17度、ボールスピン量1700回転のヘッド開発を目標に掲げていますが、『R15』ドライバーでその理想にまた一歩近づきました。低・前重心とハイロフトとの相乗効果により、最適な打ち出し角とスピン量を生み出し、飛距離アップを実現します」(菱沼氏)

そのほか、へッドにはテーラーメイド独自の白ヘッドを進化させ、立体的で構えやすさを向上させたホワイトクラウンが採用された。