朝日ゴルフ用品「2015 Asahi Golf Show‐Case」
朝日ゴルフ用品は8月上旬、都内で2015SSゴルフ用品及び今下半期の新商品展示受注会「Show‐Case」を開催した。
今年56年目を迎えた同社は、"Going Through Changes!"をキーコンセプトに、魅力ある製品や企画を提供し、新しいゴルフライフの実現に取り組むという。
今回の一押し製品は、米国のPGAやLPGAのツアープロなど、約200名が使用するパッティング上達器具「EYELINE GOLF(アイラインゴルフ)」。同製品は、パッティングの要素を4つに細分化し、それを統計立てて組み合わせることで、確実にパッティング技術の向上へ導くことができる器具だという。タイガー・ウッズの専任コーチ、ハンク・ヘイニー氏からも直接指導を受けたことがある、松本進ストラテジー(戦略)コーチによると、
「アイラインゴルフは、ロリー・マキロイやリッキー・ファウラー、リディア・コなど多くのツアープロが使用しています。この製品が市場で支持されている理由は、"4 Putting Elements"というパッティングを4つの要素に分割したコンセプトが受け入れられているからです。この4つの要素をマスターし、ラインの読みさえ合っていれば、必ずカップインできます」――。
4つの要素は、1.正しいセットアップ、2.正しいストローク、3.正確なインパクト、4.正しい距離感、テンポに分割し、パッティングミラーやパッティングレール、スイートスポット360、ストロークメーターなど、独自開発された様々な練習器具を用いて正しい動きに矯正することが可能。先述した1~4を順番に身に付けることで、自信を持ったストロークが可能となり、正確性や安定性が加わり、パッティングのレベルアップが期待できるのだという。
2012年に発売以来、工房で絶大な人気を誇る「METAL FACTORY(メタルファクトリー)」は、高反発のヘッドパーツを発売する予定だ。同社マーケティング部の橋本課長によれば、「ヘッドスピード42m/s以下のゴルファーに向けた高反発モデルで、100個限定で発売します。設定CT値は280オーバーで、最大限の高反発化を実現する為に、フェース研磨工程を熟練した技術を持つ国内専用工場で行います。確かな飛びをお届けします」――。
また、スポーツカーのエッセンスを取り入れた『S‐360』シリーズから鮮やかな新色が登場。ピンクカラーに白のストライプラインをデザインしたヘッドやホワイトカラーにピンクのストライプラインをデザインしたヘッドをラインアップに加えたとのこと。
さらに、「メタルファクトリー」ファン待望のフェアウェイウッドとアイアンのヘッドパーツも登場。12月に発売予定のフェアウェイウッドは、ドライバーの高反発化のノウハウと設計思想を継承し、フェアウェイウッド用に最適化された適合高反発設計を採用。これにより、驚異の高反発性能を実現し、高反発化によるボール初速の向上によって、高い飛距離性能を獲得したという。
8月に発売予定のアイアンは、純国産の軟鉄鍛造で、飛びと柔らかさを実現。バックフェース全面にCNCミルドを施すことで、通常鍛造では表現できないソリッドな打感が味わえるアイアンに仕上がったという。
GPSゴルフナビの「EAGLE VISION(イーグルビジョン)」シリーズ最上位機種の『EAGLE VISION‐TOUCH‐』は、グリーン周りでより詳しい距離表示を知ることができる新たな機能を追加。また、海外の対応ゴルフコースは、台湾のコースが追加され、153コースになったという。
個性的なデザインと機能で好評を得ている「OGIO」は、『CAMO COLLECTION』、『STRILUX COLLECTION』、『BLINDERS COLLECTION』という3つのコレクションを中心に、ファッション感度の高いゴルファーに強く訴求し、新たな顧客開拓を目指す模様。
米国発の本格的な削り出しのパター「KRONOS GOLF(クロノスゴルフ)」からは、パットの名手で名高いボビー・ロックが使用していた「GEM」のパターを再現した現代版ブレードパターを10月に発売する予定だという。また、2月には真ちゅう素材を使用した、世界数量限定モデルも発売するとのこと。
その他にも、累計30万個を突破した人気商品の「ごるトレ」からは、指部のストレッチが可能な『Jelly Pad』など、3モデルが8月末に発売予定。また、ゴルフ用ショックアブソーバー搭載のスタンドハンドルやキャディバッグ運搬時のヘッドやシャフトの当たりを軽減する伸縮バンドも発売予定となっている。
常に新しいプロダクトを発掘し、立派なヒット商品に育て上げる同社には、他社の追随を許さない圧倒的な目利き能力がある。今回の「Show‐Case」もゴルファーの心を熱くしてくれる製品が目白押しだったといえる。