「efficace」2012年秋冬コレクション発表
ホシノは4月、「efficace」(エフィカス)ブランドの秋冬コレクション36アイテムを発表した。
同社はもともと、アパレルメーカーやセレクトショップ向けにカットソーをOEM生産するベンダー。その知識、経験を生かし、生まれたのが「エフィカス」。裁断・刺繍・縫製・ボタン付けを墨田区の衣料加工メーカーなどに協力を依頼して誕生した。
「エフィカス」は、30代前後の女性ゴルファーをターゲットにしたブランド。コンセプトは「レトロフランス」で、ミッドセンチュリー(1970年代)のパリの街並みで日傘をさす女性をイメージしている。ゴルフだけではなく、街着でも違和感のないお洒落なゴルフウエアだという。
また、女性向けブランドということで、消臭効果のある素材を発汗部分に採用するなど、女性目線のアイテムを多くラインアップ。デザイン性と機能性を兼ね備えているが、それらの生産をすべて国内で行っているので、品質が高いのも特徴だとか。
今季秋冬物のテーマは「トロンプ・ルイユ」(だまし絵)。一見、ニット素材に見える模様を施したキルティングベストやキルトスカートがキーアイテムだ。水玉模様を織り込んだように見えるプリントを使用したワンピースなど、遊び心のあるアイテムを展開をしている。
また、ロゴマークには、女性に人気のあるスワロフスキーをワンポイントで使用。定番のポロシャツには、同社のカンパニーロゴであるフランスバンビのキャラクターマークを採用しており、子供過ぎない大人の可愛らしさを表現しているという。インナーなどのアイテムに使用するロゴにもこだわりが見られる。通常の刺繍ロゴは、刺繍裏部分が素肌に触れて不快感を伴う。それを避けるため、刺繍よりコスト約2倍の圧着ワッペン方式を採用しているという。
さらに、デザイン性のみならず、アウターアイテムには蓄熱裏地、インナーには消臭素材など、アイテムに合わせた機能性も充実しているという。