ギアニュース

トーナメント会場で新シャフトを発見!「マミヤ アッタス 3代目」

2011/06/01 19:30
トーナメント会場で見つけた「黄色いシャフト」の正体は?

今週行われる国内男子「日本ゴルフツアー選手権」の練習日。ドライビングレンジを見て回っていると、見たことのないシャフトに遭遇した。どうやら今秋に発売される予定の、USTマミヤ「アッタス 3(サンジョウ)」とのこと。

抜群の方向性の良さでツアープロからの評判が高かった初代のオレンジ色をした「アッタス」。今回イエロー色をした3代目の特長を、ツアープロ担当に聞いてみると、

初代と2代目をいいとこどりをした「UST マミヤ アッタス 3代目」

「『アッタス 3(サンジョウ)』とは、『参上』と「3乗」の意味を持ち、『どんどん伸びていく』という意味です。今回も中調子のシャフトですが、初代の方向性の良さと、2代目の弾き感のよさをミックスした、いいとこどりをしたシャフトです。

シャフト全体は、粘り気のある合成分布で方向性を確保し、2代目に取り入れたしなり戻りが早い高弾性シートの素材を入れました。先がやや硬くなっているので、叩きにいっても、左に行くのが怖くないのが特長だと思います。

持ち球はドロー、フェードどちらでもOKで、アマチュアでも十分に使うことができます。ただし、手元側を少し緩めているので、スイングテンポがもの凄く速い人は切り返しの負荷が大きくなってしまい、合わないケースもありますが、ゆったりとスイングする人の方が、心地よいしなりを感じるかもしれません」

練習場で伊澤利光が入念に弾道をチェック!試合で投入する可能性も

と、飛距離と方向性を高次元で実現した理想的なシャフトだと、メーカー側は自信満々の様子。初代は丸山茂樹をはじめ、アーニー・エルスら海外のプロの意見をフィードバックしたことで、ハードな仕上がりに。2代目は国内プロの考えを参考に「飛ばしたい」を実現したら、少し暴れるものになってしまった。今回の3代目は、それぞれの良さが出るよう、「合成分布」と「素材」を調整し、いい具合に仕上がったといえる。

先週の大会から30人近くの選手がテストを行い、プロから高い評価を得ている。明日から始まる試合では、五十嵐雄二伊澤利光といったところが、予選で使用してくるかもしれない。