コンパクト化して操作性向上 キャロウェイ「APEX PRO」シリーズ9月発売
キャロウェイゴルフ株式会社(東京都港区)は、上級者向けの「APEX(エーペックス) PRO」シリーズを9月1日に発売する。ラインアップは飛距離とコントロール性能を両立した「APEX PRO アイアン」、打感と操作性を追求した「APEX CB アイアン」、安定した抜けが得られる「APEX MB アイアン」の3モデルとなる。
「APEX PRO」は中空構造で、前作のステンレススチール鍛造とは異なる軟鉄鍛造ボディが採用された。ヘッドサイズはよりコンパクトに設計され、ロフト別にフェースの素材や作り方を最適化。4・5番では飛距離とスピンのバランスを重視した弾きの良いフェース素材を使用しつつ、強度が高く薄肉設計が可能なフェースカップ構造を組み合わせた。6番以降では打点位置を厚く設計したフェースプレートを搭載し、マッスルバックと同様の打感が得られる仕様となっている。
「APEX CB」は、同社の「APEX TCB アイアン」(2021年)を参考に開発された軟鉄鍛造モデルで、1ピース構造ならではのソフトな打感が得られる。「PRO」よりもさらにコンパクトで、オフセットが少なくデザインされており、高い操作性を発揮するヘッドに仕上がった。バックフェース上部にはキャビティがあり、上級者が求めるやさしさ、ミスヒットへの強さに優れている。バックフェース下部とトウ側内部に搭載されたタングステンは、番手ごとに重心位置を最適化しており、それぞれに適した弾道の高さやスピン量を実現するという。
「APEX MB」は3モデルの中で最もコンパクトで、シャープな見た目のマッスルバックモデル。深いラフからのショット時でもフェースの急激な返しや芝に負けないように、ソール面にはシャープさと角張りを設けることで安定した抜けを提供する。バックフェースには前作のスクリューウエートに代わってタングステンプレートが採用され、ロングアイアンでは球の上がりやすさや寛容性、ショートアイアンでは高いスピン性能をもたらす。
ロフト角は7番で「PRO」が33度、「CB」と「MB」が34度。シャフトは「PRO」が「ダイナミックゴールド MID115」と「NSプロ モーダス 105」の2種類。「CB」と「MB」は「ダイナミックゴールド MID115」を装備。税込価格はそれぞれ6本セットで、「PRO」(5番~PW)と「CB」(5~10番)は19万1400円、単品(4番)は3万1900円。「MB」は17万8200円、単品(4番)は2万9700円。問い合わせは、キャロウェイゴルフお客様ダイヤル(0120-300-147)まで。