2013年 ザ・ホンダクラシック

アメリカゴルフの心臓部、PGAナショナルとその周辺

2013/02/28 10:29
クラブハウスを入ると、まずは素敵なバーがお出迎え

今週、PGAツアーの「ザ・ホンダクラシック」が開催されているコースは、フロリダ州パームビーチガーデンにあるPGAナショナル・リゾート&スパにあるチャンピオンコース。ジョージ&トム・ファジオによって1981年に設計され、ジャック・ニクラスが改修を行った。PGA of Americaの本部が置かれ、まさに米ゴルフ界の心臓部といえる場所だ。1983年にはライダーカップ、1987年には全米プロ、1982年から2000年までは全米プロシニアが行われ、2007年から現在まで、「ザ・ホンダクラシック」の舞台となっている。

今回、初めてこの地を訪れたが、ゴルフ好きにとってはたまらない環境だ。敷地内にはチャンピオンコースを含めて計5コースがあり、豪華なプールに、各種スイートルームが完備された宿泊施設も併設。クラブハウス内にはレストランやバー、カフェが完備され、多くの宴会場(ボールルーム)も提供されている。月・火とメディアダイニングに使われていた部屋には、ビリヤード、卓球、ダーツなどの“おもちゃ”が置かれ、まさに夢の大人の遊び場だ。

窓の外には明るい太陽に照らされたプール。うーん、羨ましい!

周囲にも多くのゴルフ場があり、天候にも恵まれているとあって、タイガー・ウッズロリー・マキロイリー・ウェストウッドアーニー・エルスキーガン・ブラッドリーダスティン・ジョンソンルイ・ウーストハイゼン、チャール・シュワルツェルらのプロが近隣に居を構える。そして、帝王ジャック・ニクラスもこの地の住人だ。

「WGCアクセンチュアマッチプレー選手権」の1回戦で姿を消した週末、ウッズとマキロイは近郊のメダリストクラブで36ホールを共にラウンドしたという。なんとも贅沢な環境だ。寒さに震えながらゴルフをしている今の日本の状況を考えると、どうも言葉に詰まってしまう。(米国フロリダ州/今岡涼太)

2013年 ザ・ホンダクラシック