今田竜二は今年2度目の日没で打ち切り!
16日(木)に開幕する「ノーザントラストオープン」に出場する今田竜二が、大会前日の練習場で日が暮れるまでボールを打ち続けた。この日はプロアマ戦が行われていたため、プロアマに出場しない選手は練習場のみ使用可能。多くの選手は午前からコースを訪れ、練習を始めたが、今田は12時ごろにコース入りした。
今田が練習を始めてまもなく、休憩をしていた石川遼が練習場に戻り、クラブハウス前のパッティンググリーンで練習を行っていた池田勇太も加わり、日本人選手3人だけが練習を行う状況となる。
16時になり池田、石川は練習を切り上げたが、今田はひたすらボールを打ち続け、いつしか日も沈み気温も急激に下がった。17時40分、練習場のボールも底をつき、ボールの行方も追えなくなり日没のために練習を打ち切らなければならなかった。
2週前の「ウェストマネジメント フェニックスオープン」練習日でも、日没まで練習を続けていたという今田。「今年は居残り練習が多いですよ」。最後にはドライバーショットの練習時にティアップしたボールの15センチ前にティを刺し、さらにパッティングの練習で使用する紐をボールのライン上に張った状態でスイングの軌道とボールの弾道チェックを繰り返した。
「左の腰が回転しきれずに残ってしまって、その影響で右肩が前に出てしまうクセがあるので、しっかりとインサイドから体の回転でインパクトできるかチェックしているんです」。めったには行わない練習方法だが、セルフチェック用に行った練習を解説する今田。ところが「今日はイメージ通りに打てたのは7球に1球ぐらいかな」と苦笑い。
今季の今田は、自身の初戦となった「ソニーオープンinハワイ」で予選を通過したが、3日目のカットで最終日には進めなかった。すると、その後3試合連続で予選落ちを喫し、先週は69位で予選を通過するも最終ラウンドのプレー人数制限により最終日をプレーできず。「今の調子がどうとか聞かないでくださいね」という今田は、「今週も予選落ちしたくはないので頑張ります」と、力なく話す。自信を失いかけている今田の一番の特効薬、それは明日の初日で好スコアを出すことだ。(ロサンゼルス/本橋英治)