2021年 東京五輪

五輪ゴルフのカップ切りは女性2人が担当「きめ細やかさを」

2021/07/29 14:34
3日目を終えて、あすの最終日に備える2人

東京五輪 男子初日(29日)◇霞ヶ関CC東コース(埼玉県)◇男子7447yd(パー71)

東京五輪ゴルフ競技の舞台となる霞ヶ関カンツリー倶楽部で、男女の大会を通じてカップ切りを担当するのは磯村陽子さんと尾崎めいさんの女性二人。今回、同倶楽部のコラボレーターとして全国から集められた60人超の中で、最多の29人を派遣している「アコーディア・ゴルフ」のスタッフだ。

霞ヶ関のコース管理スタッフも含め、全体で女性スタッフは3人しかいないという貴重な存在。ともに大学農学部出身で、磯村さん(キャッスルヒルCC/愛知県豊川市)は入社12年目、尾崎さん(空港ゴルフコース 成田/千葉県香取市)は8年目。2019年に習志野CCで行われた「ZOZOチャンピオンシップ」や17年「JAL選手権」でもコース管理として参加した経験がある。

アコーディア・ゴルフでも、女性のコース管理スタッフは全体の1%ほどという。力仕事が求められるなど体力的に厳しいこともあるというが、「自分が携わっているコースがきれいになっていったりするのを見るのが、やりがいや充実感につながっている」(磯村さん)、「自然環境の中で働きたいと思っていた」(尾崎さん)と、二人ともいまの仕事を楽しんでいる。

オリンピックのカップ切りを担当する尾崎さん(左)と磯村さん(右)

大会中は2人でホールを分担しながら、一人で1グリーンずつ順番にカップを切っていく。「自分が切ったカップに、選手が真剣な眼差しでカップインさせる瞬間は、大きな仕事をしたんだなという実感が湧く」という尾崎さん。とくにパットがカップをなめるような瞬間に興奮するのだという。

磯村さんは「女性ならではのきめ細やかさがあると思う」と、作業の質に自信を見せる。すでに欧州ツアーの公式ツイッターでも、カップのきれいさを称賛するコメントが投稿されている。

They cut a good hole at the #Olympics ✂️ pic.twitter.com/sDQ2Xrgl50

— DP World Tour (@DPWorldTour) 2021年7月28日

技術的にも精神的にも求められるものが多い大役を担う2人。暑さにも負けず、母国の五輪で奮闘する。(埼玉県川越市/今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

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