2011年 ホンダLPGAタイランド

奥ゆかしい?アジアの中の日本ツアー

2011/02/19 12:11
土曜日早朝のパタヤ海岸の様子。喧騒が活気を物語る

タイ・パタヤ近郊のサイアムCCで行われている米国女子ツアー開幕戦「ホンダLPGAタイランド」の2日目終了後、スポンサー主催のメディア向け懇親ディナー会が開催された。場所はコースから30分程車で行ったプーペンという海岸沿いのシーフードレストラン。砂浜沿いにテーブルが並び、決して綺麗とは言えないが、週末とあって多くの客で賑わっていた。

同じテーブルに座ったのは、タイでテレビやインターネットを使ったスポーツ情報配信を手掛ける企業のタイ人スタッフと、台湾の通信社でバンコク駐在の女性記者、それにタイに長く住む日本人のフリージャーナリストの方。もちろん話題の中心はゴルフに関することで、お互いの国のゴルフ事情や、ヤニ・ツェンやタイの女子プロ、アマチュアゴルファーについてなど有意義な情報交換をすることが出来た。

海の向こうにある日本ツアーをもっと知って貰えたら…

大会前に宮里藍が話していたように、韓国人だけでなく日本、台湾、中国、タイなどアジア人が世界の舞台で活躍する機会を多く目にするようになってきた。しかし、先述のタイ人に聞くと、タイ国内には沢山のケーブルテレビのチャンネルがあって米国PGAやLPGAの試合は観られるというが、日本ツアーを観ることは出来ないのだという。実に残念なことだと思う。

我々日本人がアジアや世界へと活動の舞台を広げていくように、日本ツアーの魅力もどんどん世界に向けて発信していけば、もっとツアーが活性化していくのではないかと思う。これだけ環境が整備され、賞金も高い(特に女子)ツアーはそうそうあるものではない。そのことを誇りに思うと同時に、さらに価値を高めていきたい。そんなことを考えさせられた夜だった。(編集部:今岡涼太)

2011年 ホンダLPGAタイランド