2026年 CPKC女子オープン

3アンダーでも「悔しいと思えている」 6試合ぶり予選通過の西村優菜が向き合うもの

2026/08/23 14:51
日米通じて6試合ぶりに予選を通過した西村優菜は39位で最終日へ

◇米国女子◇CPKC女子オープン 3日目(22日)◇ロイヤルメイフェアGC(カナダ)◇6452yd(パー70)

大会2日目、西村優菜は午前組のプレーでスコアを2つ伸ばして通算イーブンパーでホールアウトした。その時点では予選通過圏外。最終18番では2打目をグリーン奥に外しながら、粘り強くパーで終えた。「なんとか報われてほしいな…」。風が吹き始めた午後のコンディションに期待しつつ、スコア速報を逐一チェックすることは怖くてできなかったという。

6月「マイヤーLPGAクラシック」から、日本ツアーへのスポット参戦も含めて直近5試合連続で予選落ち。カットラインに1打及ばず涙をのんだ試合が、今季だけで4度もある。「また“1打落ち”かなって…」。それでも、首位の山下美夢有らが快調に伸ばしながら、予選通過ラインは押し下げられるという珍しい展開。なんとか滑り込むことができた。

6バーディ、3ボギーの「67」で通算3アンダー39位に順位を上げたが、表情は引き締まったままだ。「ティショットもセカンドも、やっぱりちょっと怖がってしまっていて、結構大きなミスもまだまだある」。72.22%(13/18)だったパーオン率は、3連続バーディもあった後半にかけて改善した結果の数字。必死のセーブも少なくなかった前半を思うと、手放しで喜ぶことはできない。

9番は深いラフにつかまりながらナイスパーセーブ

折り返しの9番は1Wショットを深い右ラフに入れた。「PWで出るか出ないか」と振り返るタフな状況からフェアウェイに刻み、90ydほどの3打目を池に近い左手前ピンの根元に落としてパーを拾った。もちろん2打目以降の頑張りは自分でも評価できるが、「頭の中では左を嫌がらないで振り切ろうとは思っているんですけど、なかなか体がそう動いてくれない。やっぱりちょっと左を嫌がって(ティショットを右にミスして)いる」と見過ごせないシーンでもあった。

ショットメーカー復活への取り組みが続く

ショットの不振が長引き、ポイントランキング108位の現状を簡単に打破できるとは思っていない。「正直、ごまかしのショットもあった。そういうのって、(本来)優勝争いとかをしていると出てくるんですけど、思い切ってやれる時にしっかり思い切ってやりたい。怖がらず、しっかり振り切ること」と自らに言い聞かせる。

それでも、久々に週末のコースを回って芽生えた感情が少しだけうれしい。「いい感じのところも結構あったんですけど、まだ『悔しい』って思えている。それを感じられたのも良かったのかな」。苦境であろうと、ハードルを下げて自分を甘やかすことはしたくない。(カナダ・アルバータ州エドモントン/亀山泰宏)

■ 亀山泰宏(かめやまやすひろ) プロフィール

1987年、静岡県生まれ。スポーツ新聞社を経て2019年にGDO入社。高校時代にチームが甲子園に出場したときはメンバー外で記録員。当時、相手投手の攻略法を選手に授けたという身に覚えのないエピソードで取材を受け、記事になったことがある。

チャンスメークは増えてきている

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