2011年 スタンレーレディスゴルフトーナメント

諸見里が2つの新記録を樹立!

2011/07/17 16:14
新記録を樹立したスコアカードを手に満面の笑顔を見せる諸見里しのぶ

昨日16日に誕生日を迎え、2つの“25歳の誓い”を心に固めた翌日。「スタンレーレディス」最終日、諸見里しのぶが驚異的な記録を打ち出した。スタートの1番から8連続バーディ(8番パー5はイーグル)を奪い、前半9ホールで「27」をマーク。連続バーディ数、9ホールの最少スコアともに、国内女子ツアーの記録を塗り替えたのだ。

“1つ目の誓い”は「(パットで)タッチを合わせてカップに届かせ、ショートをしないこと」。スタートホールの1番で20cmを沈めると、以下4m、4m、2m、3m、7m、2mとボールは次々とカップに吸い込まれた。8番では、189ヤードの2打目をピン右7mに乗せると、これを沈めてイーグル。これまでの記録の7連続バーディを更新した瞬間だった。

「6連続(バーディ)までいったことは無かったので、ドキドキしながら回っていました。25年目にしてハーフ20台も初めてだったので、良いプレゼントになりましたね」。国内2週連続予選落ち中と、不振に喘いでいた中での記録達成。バックナインは1ボギーと失速し、最終的には通算11アンダーの単独3位に終わったが、「良かった頃に似てきた」というショットの感覚と同時に、心からの笑顔も取り戻した。

“2つ目の誓い”は「30歳までに(これまでの通算勝利数)9勝を追い抜くこと」。つまり、あと5年で10勝を挙げることだ。「後半戦に向けて良いきっかけになった。思い切り良くプレーすれば『27』が出ることが分かったし、1回こういう経験をすれば次からも良いゴルフができると思う」。これまでの暗雲を振り払い、“25歳の誓い”への道筋を切り開く節目の1日となった。【静岡県裾野市/塚田達也】

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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