2011年 フジサンケイレディスクラシック

森美穂、プロテスト直前に大ショック

2011/04/24 20:37
1つの不運から始まった森美穂の悲劇。プロテストに響かないことを・・・

熾烈な優勝争いが繰り広げられた「フジサンケイレディスクラシック」最終日。その陰で、ベストアマチュアを巡る争いで大逆転劇が演じられていた。

まず、杉本愛理が通算7オーバーの33位タイでホールアウト。この時点で、森美穂が前半に3バーディを重ね、通算2オーバーで後半に折り返す好調なプレーを続けていた。だが、11番でボギーを叩くと流れは急変。続く12番パー5では、「良いショットだった」というティショットが、なぜかセカンド地点に見当たらない。どうやら椰子の木に引っかかったらしく、ボールは見当たらないままロスト。不運に見舞われてダブルボギーとなる。

16番パー5でもダブルボギー。直後にスコアボードが目に入り、7オーバーで杉本と並んだことを確認する。残すは17番パー3と18番パー4の2ホール。「18番は難しいから、ここで(バーディを)狙うしかない」。ティショットはピン左6メートルにナイスオン。だが、勝負をかけたバーディパットは「打ちすぎた」とカップを通り過ぎ、反対側のカラーまで達してしまう。痛恨のボギーで通算8オーバー。スルリと、ベストアマの座が手から零れ落ちてしまった。

2日後の26日には、プロテストの2次予選会が控えている森。今週で弾みをつけたかったところだが、「けっこうショックです。早く切り替えないといけないけど、今日は落ち込みます・・・」と肩を落とす。悔やまれるは、12番のロストボール。1つの不運が、プロテストにまで影響しなければいいが・・・。(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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