2011年 フジサンケイレディスクラシック

悩める上田、復調の糸口を見出せず

2011/04/23 19:03
2週連続予選落ちを喫した上田桃子。コーチがキャディを務めた今週の結果をフィードバックし、今後の対策に活かせるかが重要となるだろう

悩める07年の賞金女王が、長いトンネルから抜け出せないでいる。「フジサンケイレディスクラシック」2日目、76位タイからスタートした上田桃子は、強い風雨の中で2ストローク落とすにとどめたものの、カットラインに1ストローク及ばず53位タイでホールアウト。先週の「西陣レディスクラシック」に続く2週連続予選落ちを喫した。

上田の国内ツアー2週連続予選落ちは、05年のプロデビュー戦「マンシングウェアレディース東海クラシック」、翌週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」以来、6シーズンぶりのこと。深い溜息をつき、「思うようにいかないですね。難しいです」と肩を落とした。

今週は、復調の糸口を見出すべく万全の体勢を敷いた。「勉強できればいいし、良いきっかけになると思う」と、昨年から師事するスティーブ・マクレイ氏にキャディを依頼し、初の師弟タッグを結成。開幕前日、「今持っている技術がどこまで使えて、何が使えないかをコーチに直に見て欲しい」と話していたが、今週の結果をフィードバックし、今後の指導方針に活かせて行けるかが重要になるだろう。

上田はこの後、来週の「サイバーエージェントレディス」から「中京テレビ・ブリヂストンレディス」まで国内4連戦をこなす予定。「当たり前のことを、きちんとできなければいけない。今はガマンして基礎の練習をやり続けるしかないと思います」。6月に再渡米する時には、以前までのように、自信と希望に満ちた表情で旅立つ姿を見たいところだが・・・。(編集部:塚田達也)

■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール

1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。

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