有村と佐伯、白熱（？）の賞金ランキング5位争い

昨年、そして一昨年と最終戦で賞金女王が決まるシーズンが続いていたが、今年は一週前にその争いに終止符が打たれた。とはいえ、今週の試合でもいくつかの見どころが存在している。

もちろん、メジャー大会の優勝というのはどの選手にとっても特別なもの。今大会に優勝すれば、翌年から3年間の国内ツアーのシード権が貰える他、例年翌年の「全英リコー女子オープン」の出場権も付与される。そして、賞金ランキング5位以内に入れば、来年のLPGAメンバーガイド（選手名鑑）の表紙を飾るという特典にも預かれるのだ。

主にメディア関係者が使うこのメンバーガイドだが、1991年以降は毎年賞金女王が一人で表紙を飾ってきた。写真は今年のもので、当然、横峯さくらがその役を担っている。ところが来年は、この表紙を賞金ランキングの上位5人で埋めるという。既に今大会が始まる前に上位5人の写真は宮崎カントリークラブで撮影済みだ。

現在の同ランキング5位は有村智恵で、6位につけるのは大会初日に2位タイの好スタートを切った好調・佐伯三貴。二人の差は1,100万円程なので、佐伯が2位以内に入れば逆転することも可能だ。もし佐伯が逆転した場合は、過去に撮影した写真から使えるものをピックアップするという。些細なことと言えばその通りだが、1年間出張を共にする相棒に誰の写真が掲載されるかは、個人的には気になるところだ。（編集部：今岡涼太）