2010年 伊藤園レディスゴルフトーナメント

単独首位の佐伯三貴「今週は美味しい食事が楽しみ!」

2010/11/12 18:35
3年越しのリベンジなるか!?初日単独首位の佐伯三貴

国内女子ツアー「伊藤園レディスゴルフトーナメント」の大会初日に5アンダーをマークして単独首位に立った佐伯三貴。この日は練習ラウンドや大会前日のプロアマ戦では吹かなかった南南西の強い風の影響でボギーを連発する選手が続出したが、佐伯も例外ではなかった。

スタートの1番でティショットをラフに入れると、2オンに失敗。アプローチでピン3mに寄せたが、これを決められずボギー。さらに2番パー3は1オンに成功したが、バーディパットがカップに蹴られ、その反動で2段グリーンの下まで転がってしまい、3パットで連続ボギーを叩いてしまった。

「連続ボギーで吹っ切れたというか、ピン位置も難しいと思ったので、前半でイーブンまで戻せればいいかなと思っていました」という佐伯は、その後も4番でボギーを叩くが、それを上回る4つのバーディを奪い、1アンダーで前半を終えた。

そして、後半に入ると2連続、そして3連続と5バーディ、1ボギーという内容で5アンダーまで伸ばすことに成功した。9月の「日本女子オープン」から調子を上げてきた佐伯は、先週の「ミズノクラシック」では日本人選手最上位に入り、調子だけでなく自信も取り戻した。

先週も記者会見場に呼ばれて、大好きな釣りの話などで場を盛り上げた佐伯。今週の楽しみは?という質問が飛ぶと「今週は食事です」と即答。会場となるグレートアイランド倶楽部はレストランの食事が豪華で美味しいという選手が多いが、佐伯は「毎朝のバイキング(ビュッフェ)が楽しみなんです」と笑顔を見せる。

大会前日のプロアマ戦の表彰式では、大間のマグロや高級ワインなどが取り揃えられていたが「私は、釣りは好きでも魚はあまり食べないんです。ワインもちょっと・・・。その代わり、松茸とフォアグラをいただきました」と再び顔をほころばせる。

3年前のこの大会では、最終日にスコアを伸ばしプレーオフ進出を決めたが、その1ホール目に池ポチャで早々に脱落。その後はロッカールームに駆け込み大粒の涙を流した。3年ぶりにその悔しさを晴らして、この日のような笑顔を最終日に見せることが出来るか。それも残り2日間の朝食での満足度と腹の膨れ具合が鍵を握るのかもしれない。(編集部:本橋英治)

2010年 伊藤園レディスゴルフトーナメント