2010年 スタジオアリス女子オープン

宮里藍もお手上げ!「フェアウェイに砂って・・・」

2010/04/10 19:31
フェアウェイからのアイアンショットで舞い上がるのはターフ(芝)ではなく、大量の砂

今週の国内女子ツアー「スタジオアリス女子オープン」が開催されている、花屋敷ゴルフ倶楽部は、兵庫県三木市に所在しこの時期は桜が綺麗だ。大会2日目には晴天に恵まれ、気温も19.6度まで上昇し、半そででプレーする選手も現れるほどの爽やかな春のゴルフ日和となった。ギャラリー数も2日目では異例の1万人超え(10,567人)となった。

大会は盛り上がっているのだが、選手のスコアはあまり伸びない傾向は続いている。予選のカットラインは8オーバー。昨年は7オーバーまでと、例年通りコースの難度が選手を苦しめている。その要因はアップダウンの激しい地形のため、2打目で打ち上げになるホールが多いこと。そしてグリーンが硬く、ボールが止まりにくいこと。そして、フェアウェイの芝つきが思わしくなく、大量の砂が撒かれていることが挙げられる。

コースの形状とグリーンの硬さについては、ツアーで戦う選手たちにとっては、いろいろな条件でプレーするため問題はない。ところが、大量の砂となると経験したことがない選手が多いようだ。練習ラウンドのときから、その状態に戸惑う選手が多かったが、多くの選手が2日目を終えた段階でも対応に苦戦している。

宮里藍も「方向性が出せない」と口に出すほど。しかし、選手たちから、コースに対する批判めいた発言は聞こえてこない。「どんな状態でも、練習ラウンドから下見はできるので、条件は一緒ですから」という声を耳にする。以前なら、多少なりとも「コースが良くないので・・・」といった言い訳や批判めいた意見が出ていたような気もするが。選手たちの試合やコースに対する意識レベルが上がってきたということになるのだろう。(編集部:本橋英治)

アイアンショットでピンを攻めきれない宮里藍。それでも1オーバーの6位タイと健闘を続ける

2010年 スタジオアリス女子オープン