2010年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ

2週連続首位発進! 森田理香子の成長ぶり

2010/03/12 19:21
ドライバーからパターまで。全般的にレベルアップした感のある森田理香子

国内女子ツアーで、開幕戦から2週続けて初日単独首位スタートを決めた森田理香子。先週は「67-77-75」と2日目以降に崩れ、終わってみれば32位タイ。「自分のショットを覚え切れてなくて、修正出来ませんでした。もっと自分のスイングを知らなくちゃいけないと思った」と振り返るが、すぐにリベンジする機会が訪れた。

もともと、豪快なスイングから繰り出されるドライバーショットを武器に、アマチュア時代から注目を集めていた森田。その反面、ショットが曲がって怪我をすることも多かったが、「ショット全般曲がらなくなったし、今は曲がっても大して曲がらなくなった」と、今年はこれまでと安定感が違っている。

昨年の今大会、森田はティショットでドライバー以外のクラブを使ったのが4,5ホールあったというが、今年は10番と16番の2ホールだけ。「去年より(コースが)凄く短く感じるし、構えにくいホールもあったけど今年は無いです」と、精度と信頼を増したドライバーが攻略の大きな支えとなっている。

さらに、昨年秋から師事するようになった岡本綾子プロの存在も大きい。今週の会場にも顔を出している岡本は、練習ラウンドからこの日のホールアウト後の練習まで、熱心に森田を指導する。「一番大きいのはパッティングです」という森田。修正箇所は「すべてです」と苦笑し、「パターはすごく下手なので、これ以上は…」と企業秘密は言葉を濁した。

フル参戦2年目の20歳、伸び盛りの森田が残り2日をどう戦うか?日韓台の若手、強豪がひしめく中で、一歩抜け出した勢いに注目したい。(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka

2010年 ヨコハマタイヤゴルフトーナメントPRGRレディスカップ