三塚優子「飛ばしだけではない!今年は小技で魅せます」
2010/03/04 20:02
2010年の国内女子ツアー開幕戦「ダイキンオーキッドレディス」で、大会連覇を狙う三塚優子が「自信ありますよ」と、堂々の優勝宣言を行った。昨年は2日目に単独首位に立つと、最終日はスコアを伸ばすことは出来なかったが、2位との2打差を守りきってツアー3勝目を果たした。
その後は優勝を果たすことは出来なかったが、賞金ランキングでは自己最高の5位となった。三塚といえば、ドライバーでの豪快なショットで定評があるが、今年は小技でも魅了したいという。そのきっかけとなったのが、昨年米ツアーのクオリファイへの挑戦だった。
最終予選会まで進んだ三塚だが、フロリダ州デイトナビーチのLPGAインターナショナルのチャンピオンズコースで7オーバーとスコアを伸ばせず上位20名の枠に入ることが出来なかった。その理由を三塚は「アプローチの差」だと断言する。米国の芝はコースによって様々で、その芝対応が出来なかったと。
そして、このオフシーズンにはグアムで合宿を行い、アプローチの練習を積んできた。その結果、クラブのセッティングも変更することを決意した。昨年使用していたユーティリティを抜き、ウェッジを3本(50度、54度、60度)にして、今週の開幕戦を迎える。「昨年とは一味違いますから、見ててくださいね」と、にやりと笑う。
その自信から来る連覇宣言なのだが、「ドライバーもテーラーメイドの新しいr9シリーズに変えて飛距離が5~10ヤード飛ぶし、曲がらない」というだけに、大会連覇の可能性は本当に高いのかもしれない。今週は、宮里藍の凱旋で盛り上がっているが、ディフェンディングチャンピオンが意地を見せるのだろうか。(編集部:本橋英治)