【GDO EYE】男子に続き女子ゴルフも観戦マナー啓蒙ビデオを放映
2010/03/02 18:21
国内女子ツアーの2010年シーズン開幕戦が行われる「ダイキンオーキッドレディス」の会場、琉球ゴルフ倶楽部(沖縄県)で、女子プロたちによる観戦マナー啓蒙ビデオの収録が行われた。男子ツアーでは、昨年10月から石川遼など数名が出演してトーナメント会場などで啓蒙ビデオを放映しているが、女子ツアーでも同様の取り組みを行うことになった。
トーナメント会場では禁止されている、携帯電話の使用やカメラ・ビデオでの撮影などが年々増加していることを考え、選手の言葉でファンに対してマナー向上を訴える。出演するのは、昨年度の賞金ランキング上位4名(横峯さくら、諸見里しのぶ、有村智恵、全美貞)と、海外ツアーで活躍する2名(宮里藍、上田桃子)。個々にコメントを収録し、最後に6人が並んだ状態で締めの挨拶を行う。
この映像は30秒間にまとめられ、トーナメント会場のスコアボードが液晶表示の場合はそこで上映される予定だ。また、ツアー第3戦の「Tポイントレディスゴルフトーナメント」では、音声を抜いた映像だけのパターンも作成し、会場に訪れたギャラリーが入場の際に、この映像をダウンロードして自身の携帯電話で閲覧することも検討している。携帯電話の電源を切るよう促す映像を携帯電話で見せるという試みは一見矛盾しているよにも思えるが、実際に携帯電話でその映像を確認してから確実に電源を切って欲しいという協会の狙いがある。
数は少ないが一部マナーの悪いギャラリーの行動で、プレーをしている選手やまっとうに観戦しているギャラリーまで不快になっているのは事実。今後も多くのギャラリーに会場へ足を運んでもらいたいという協会や選手たちのお願いが、一人でも多くのギャラリーに伝わることを願う。(編集部:本橋英治)