勝利の女神も思案中!?女王の称号は誰の手に
「LPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ」3日目は、初日に続いて諸見里しのぶと横峯さくらが同組となった。週末に入った宮崎CCには昨年よりも1,360人多い6,592人のギャラリーが来場し、多くの人々がこの2人のプレーに注目した。
まるでマッチプレーのような雰囲気に包まれた2人の組。4番で諸見里が1.5mのパーパットを外すと、横峯も1mを外してギャラリーのどよめきを誘う。続く5番で横峯がダブルボギーを叩くと、2人は通算1アンダーで並んでしまった。
ショットが乱れて苦しむ横峯だったが、8番ではグリーン左からのアプローチがピンに当たってカップイン!外れていれば2~3mは行ってしまいそうなところを命拾いする。続く9番でもティショットを左の林に入れた横峯だが、僅かに池の手前で止まると、かろうじて前方も開けており、ここをパーで切り抜ける。調子の上がらない横峯を、神様がなんとかサポートしているような雰囲気だ。
一方の諸見里も、勝負どころの16番で15ヤードのアプローチを直接沈めるチップインバーディ。「本当にラッキーだし、まだまだ居てくれていると思う」と、2日目に続くチップインバーディに、勝利の女神の存在を肌で感じ取っていた。さらに、有村智恵にも15番でチップインバーディをプレゼントするなど、この日の女神は大奮発。気が多い女神のせいか、賞金女王争いの行方は3日目を終わっても混沌とする一方だ。(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka