国内女子ツアー

音楽を聴きながらキャディをするのはOK?

2006/10/27 18:00
後半はガムテープで止める念の入れようの良郎氏。まるでテレビ関係者?

横峯さくらが単独首位に立った「樋口久子IDC大塚家具レディス」初日、ホールアウト後の練習場でちょっとした事件が起きた。
ショット練習をする横峯と、それを見守る良郎氏。そこに、LPGA(日本女子プロゴルフ協会)のツアーディレクター、生駒佳与子さんが近寄ってきた。「お父さん、ちょっとお話があるのですが・・・」。

事の発端は、この日横峯のキャディをした良郎氏が、耳にイヤホンを入れていたこと。それについて問い質しに来た生駒さんだったが、逆に良郎氏は「耳栓よ、耳栓。入れてちゃいかんのけ?選手達がアクセサリーをつけたりするのと、変わらんがね」と、先制攻撃。良郎氏によると、耳栓?をすることにより、視覚がより敏感になるとか、娘とけんかしたとき耳を塞ぐ為とか、色々と効能はあるらしい。

そもそも、ラウンド中にipodなどで音楽を聴くことはルール違反かというと、そうではないそうだ。携帯電話でスコアの速報を見ること自体もルール違反にはならない。ダメなのは、メールや音声を使って外部からアドバイスを貰ったりすることで、そういう疑いを持たれない為に、勘違いされるような行動はなるべく慎むように、ということなのだ。「事前に(何か)確認すれば良かったのですけどね・・・」と生駒さんも、良郎氏の思わぬテンションに困惑した様子で話した。

これまでも、何度か協会との衝突をしてきた良郎氏。今回、ルール上は問題なしという判定だが、「見苦しいので出来れば止めてほしい」という協会の意見も分からなくはない。明日、耳栓が無くて親子喧嘩、なんてことにならなければ良いのだが・・・。