クリーマー&プレッセルが日本ツアーに登場!
明日から開幕するマスターズGCレディース(兵庫、マスターズゴルフ倶楽部)。この大会の賞金総額は1億2千3百万円、優勝賞金は2,214万円と、通常の約2倍の高額賞金が掛かるとあって、どの選手も目の色が違っている。賞金ランキングで一つでも上に行きたい上位選手や、シード権を確定させたい50位近辺の選手、それに海外招待選手の誰もが勝ちたい大会といえるだろう。
ディフェンディングチャンピオンのポーラ・クリーマー(20)は、昨年2度来日して2度の優勝を果たしたが、今年はここまで2度の来日でサロンパスワールドレディスの3位が最高。LPGAツアーでも今季未勝利と昨年までの勢いは失っている。しかし、パットとチッピングの重点的な練習の成果が出て、先週のサムソンワールド選手権では、2日目に首位タイに並ぶなど調子は上がり気味だ。大好きな神戸ビーフや伊勢海老に舌鼓を打ちつつ、相性の良い大会で、最高の結果を目指している。
一方、今回が日本ツアー初登場となるモーガン・プレッセル(18)も、虎視眈々と優勝を狙っている。キャロウェイの目を引く四角い新ドライバー「FT-i」を実戦投入し、アイアンも新しいものに変えるなど、技術革新を積極的に取り入れている。新ドライバーは、方向性が安定するというが、実戦での戦いぶりが見ものだ。
迎え撃つ日本勢では、大山志保が久々に強気のコメントを残している。先週までは「楽しみたい」と言っていた大山だが、月曜日に地元宮崎に帰ってリフレッシュし、精神面も充電出来たようだ。また、初日モーガンと同組になる上田桃子にも注目だ。ライバル・諸見里しのぶがツアー初優勝を達成しただけに、次は自分!の気持ちは強いだろう。(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka