暑さに負けずベテラン勢が大活躍。その秘密って?
連日30度近い猛暑の中で行われている「ヨネックスレディス」は、2日目終了時点で棄権者が9名出るなど、選手にとってはタフな大会となっている。だがそんな中、3位タイに斉藤裕子(38)、5位タイに塩谷育代(44)、8位タイに大城あかね(46)が入るなど、いわゆるベテラン選手の活躍が顕著だ。
このコースは距離は決して長くないがアップダウンがあり、グリーンは芝目の影響が強い。それに暑さも相まって、ラウンド中は集中力の持続が要求される。それが、相対的に経験豊かな選手が上位に来ている理由のひとつと言えるかも知れない。
また、選手の服装の違いもある。最近の若手選手は、短パンやスカートなどを着用するが、肌の露出が多い分、日光に当たって体力を消耗するというデメリットがある。かたやベテラン勢は肌の露出を抑えるために、写真の斉藤のようなアームカバーを利用するなどして、余分なエネルギー消費を抑えている。「これはおススメですよ。私は去年から使っていて、白とか黒とか縞々のとか、たくさんコレクションしています」。斉藤が使っているものは市販品で、量販店などで900円程で売っているそうだ。
この日は最終ホールでボギーを叩き通算3アンダーとした斉藤だが、「あ、これで最終組じゃなくなった」と前向きに考えられたという。3打差で首位に立つのは、いま絶好調の大山だ。「私の調子は悪くないんだけど、上にいるのが志保ちゃんだからな・・・」。うーんとうなりながら斉藤は続けた。「勝ってるのは年だけだからね(笑)」(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka