今季初優勝!そして連覇を目指し、ポーラ・クリーマーが来日
昨年のこの大会では3日間で19アンダーを叩き出し、2位の宮里藍に3打差をつけて来日初優勝を飾ったポーラ・クリーマー。あれから1年、再び軽井沢に帰ってきた。今回はディフェンディングチャンピオンとしてだけでなく、この大会をきっかけとして今年1月に広告契約にいたったNECの看板を背負っての出場でもある。
「太っちゃう(笑)」。クリーマーは記者会見でゴルフ以外で楽しみにしていることを聞かれ、食べることを真っ先にあげた。また、大会が終わった月曜日には東京でショッピングをする予定も決まっているという。これで大会の成績が良ければ、クリーマーは益々日本を好きになることだろう。
迎え撃つ日本人選手の一番手は、先週も力強い勝ちっぷりで優勝をもぎ取った大山だ。日本のトップとして、簡単に勝たせるわけにはいかないと気合を漲らせている。
一方、全英女子に出場した日本人では、横峯は体調不良でプロアマを欠場、飯島は右肩痛で棄権、米山、不動はエントリーしていない。この日ラウンドしたのは天沼のみだったが、その天沼も体調の悪さを隠せなかった。「でも、クリーマーも同じスケジュールですよね。あ、空港からヘリか。その余裕かなぁ・・・」。
今季はここまで4位タイが最高。米女子ツアーで2勝をあげて臨んだ昨年とは状況は違っている。大好きな日本と多くの日本ファンのサポートを力にして、クリーマーはこの試合を浮上のきっかけとしたいところだ。(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka