「世界ジュニアのステップにしたい」宮里美香が自己ベストを叩き出す
2006/07/01 18:00
「このコースはいいイメージがある」というアマチュアの宮里美香(16=興南高校2年)。自己ベストは昨年この大会で記録した【66】だ。大会2日目、その記録に並ぶ【66】でまわった宮里は、6位タイの好位置に浮上した。
姓から想像されるように沖縄出身の宮里は、2004年の日本女子アマを史上最年少の14歳で制覇するなど、早くからその実力は知られていた。しかし、今年の日本女子アマはベスト8で敗退。7月11日からサンディエゴで開催される世界ジュニア選手権に出場する宮里は、「そのステップにしたい」とこの大会に臨んだ。
「ショットもパットも良かった」というこの日は、15番までに7バーディを奪った。だが、記録を意識したという16番パー4でボギーを叩いて、自己ベスト更新はならず。「16番のセカンドはミスでした。そこだけ、悔いが残ります」。はにかみながら振り返った。
昨年の最終日は、トップと1打差の最終組でスタートしたが、【73】とスコアを伸ばせず9位タイに沈んだ。「明日はアンダーで回って、(昨年の)9位を上回りたいです。優勝は意識してなくてベストアマが目標です」。
ベストアマ争いは、4打差で追いかける金田久美子との一騎打ちだ。現時点で優位に立つ宮里は、目論見どおり、この大会を踏み台にして、世界の舞台に飛び出したいところだ。