国内女子ツアー

ビジュアルとは違い強気のゴルフをする飯島茜「海外で力を試したい」

2006/06/15 18:00
飯島茜が昨年から取り入れているルーティンの1つ。右肩押さえることで矯正し目標ラインにあわせている

「近未來通信クイーンズオープン女子ゴルフトーナメント」で初優勝を挙げ、彗星のように現れたニューヒロインの飯島茜。今季12試合で2781万円獲得し、現在賞金ランキング5位と安定した成績を残している。

飯島のキャディ、後藤 勝さん
「彼女は意外と強気のゴルフをしますよ。昨年と比べるとゴルフ全体に余裕が出てきた感じです。とにかく上手いですよ」

昨年の5月に行われたステップアップツアー「SANKYOレディースカップ」で優勝したのを皮切りに、7月末のプロテストに合格。試合数が少ない中、チャンスを最大限に生かして、今季のツアーシード権を獲得した。そして今年、レギュラーツアーで初優勝を挙げるなど、メキメキと頭角を現している。

飯島茜プロ
「自分自身は余裕なんてないですよ。もっと上を目指したいので課題だらけです。まず、パッティングのラインが読みきれてないことと、100ヤード以内をもっとピンをデッドに攻めることです。これが出来れば、また上のステージでゴルフが出来るんじゃないかなと思っています。

ルーティンで右肩押さえる動作は去年後半からやっています。疲れてくると、アドレスで右肩が出てしまうんですよ。だからルーティンにこの動作を取り入れています。今季の成績を見てもわかる通り、効果はありますね。

『全英女子オープン』の権利が取れたらぜひ行きたいですね。今まで海外で試合したことがないので、自分がどれくらい出来るか試したいと思います」

海外でのプレーを意識しつつ、飯島は練習場に向かった。今週の大会「ニチレイレディス」を終えた時点で、賞金ランキングの上位5名に「全米女子オープン」の出場資格が与えられる。現在ボーダーラインぎりぎりにいる飯島は、なんとしても今大会で上位に食い込み出場権をもぎ取りたいところだ。