国内女子ツアー

さくらパパのピンチ!口は災いの元というが・・・

2006/06/02 18:00
今週はアマチュアの横山恭子のキャディを務める横峯良郎氏。女子ゴルフ界のことを考えての発言が時には誤解されることも

1日発売の週刊誌に「横峯パパが樋口久子LPGA会長に宣戦布告『女子プロをダメにしたのはお前だ!』」と強烈なタイトルで、協会批判と取れる内容の記事が掲載された横峯良郎氏(46)……その真意に迫った。

横峯良郎
「はめられた。事前に原稿を見せろって言ったのに、見せもしない。最初から怪しい奴だと思ってたんよ」。

女子ゴルフの盛り上げに熱心な良郎氏は、普段から練習ラウンドでコーチがグリーンに上がれないことなどを、改善すべき点として口にしているが、今回ばかりは火消しに懸命だ。

横峯良郎
「あれはよ、他のコーチからも『困った…』って言われるから、俺がマスコミを通してこういう問題がありますよってことをアピールしてるだけ。ルールはルールで大切だけど、決まりだからで済ませちゃいけない。進化が大事だってことを言いたいのよ」。

選手でない良郎氏にとって、発言の場はマスコミしかないと言う。

横峯良郎
「批判なんかじゃないし、あれじゃ樋口会長が可哀想よ。樋口さんは、前夜祭なんかでもお酒も飲めないのに、大勢の男に囲まれて、ちょこんと食事してるわけよ。本当に偉い人よ」。

良郎氏の真意はその通りだろうが、記事を読んだ人はそのまま受け取る恐れもある。現にこの日、一部のギャラリーからさくらに対して、「今日はお父さんが担いでないから調子いいねー」というような野次?も飛び出した。

さくらは言う。「私に迷惑掛からないんだったら、関係ないです。(そういうことを)言うのは良いんだけど、誰でも信用しちゃいけないっていうか。父にとってはいい薬だったんじゃないですか」。娘の意見は大人だった。