まさかの事態の大山、米ツアーは大丈夫?
2009/08/20 18:32
米国女子ツアーは、8月2日(日)に閉幕した「全英リコー女子オープン」後から3週間に渡りオープンウィーク。その間、同ツアーを主戦場としている大山志保が一時帰国し、日本ツアーに参戦している。8月第1週開催の「アクサレディス」では、2日目を終えて首位に1打差の4位タイと優勝のチャンスを掴んでいたが、自身初めてという首痛が発症し、無念の棄権。泣く泣くコースを後にした。
そして今週、出場が危ぶまれていたものの「CAT Ladies」へ出場。20日(木)のプロアマ戦では、笑顔を交えながら元気に18ホールをラウンドした。MRI検査の結果、「ヘルニアとかではなくて筋肉の炎症」と症状を説明する大山。「注射を打って、薬を飲んだらだいぶ良くなりました」と、重症ではないことを明かした。
だが、それでも「少し痛みが残っていて、正直怖さはあります」と、不安を抱いてのプレーは続いている。特に、ドライバーショットで痛みが走るという。唐突の痛み、それも初めての部位であることも不安に拍車をかけているのだろう。
海外ツアー登録している選手には、今シーズンは国内ツアー7試合の出場義務がある。今シーズンは国内ツアーに2試合しか出場していない大山にとって、これも強行的な出場理由の1つになっている。週明けの月曜日には渡米し、再び米国女子ツアーへ復帰するハードな日程が続く。無理が祟り、主戦場とする米ツアーでの戦いに支障が起きないことを願う。(編集部:塚田達也)
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。