とにかく頼もしい!「全英組」が大躍進
2009/07/18 18:27
2週間後に迫った、海外女子メジャー「全英リコー女子オープン」。今週の国内ツアー「スタンレーレディス」2日目は、この大舞台に初めて挑む日本人プレーヤー、諸見里しのぶ、斉藤裕子、有村智恵の3人が揃ってスコアを伸ばし、状態の良さを改めて披露してくれた。
諸見里しのぶは5バーディ、ノーボギーで、51位タイから10位タイに急浮上。「明日も60台を出して、この流れのままイギリスに行きたいですね」と、初挑戦の「全英」に向け意気込みを新たにした。さらに斉藤も、自己ベストの更新に1ストロークに迫る「65」と大爆発。「全英」に向けては「ラフが深くて風が強いということしか分からないし、行ってみないことには分からない。練習方法も変えていません」と自然体で臨む構えだが、状態はメキメキと上昇中のようだ。
そして、2位に3打差をつけて最終日を迎える有村。ショットの精度が問われるリンクスにおいて、日本女子ツアー随一のショットメーカーである有村にかかる期待は大きい。「ショットの状態はすごく良い」とバーディを量産する姿は、思わずメジャーで活躍する姿に重ねてしまいそうになる。
今週は欠場しているが、三塚優子と不動裕理も「全英」に出場。昨年大会の不動の大健闘は記憶に新しいが、いずれも上り調子の日本勢にかかる期待は日増しに膨らんでくる。日本で朗報を待つファンにとっては、何とも心強いばかりだ。
■ 塚田達也(つかだたつや) プロフィール
1977年生まれ。工事現場の監督から紆余曲折を経て現在に至る。35歳を過ぎてダイエットが欠かせなくなった変化を自覚しつつ、出張が重なると誘惑に負ける日々を繰り返している小さいおっさんです。