国内女子ツアー

秋本番!ウェアも多様化が必須

2007/11/09 18:21
上田桃子(左)は夏モード、有村智恵はダウン着用の冬モード

「伊藤園レディス」初日、最も多くのギャラリーを引き連れた上田桃子古閑美保有村智恵の熊本県出身トリオ。ラウンド中は当然のように熊本弁が飛び交い、3人は笑っているのに、キャディやギャラリーは何を言っているのか分からずキョトンとする場面も見られた。

この3人の最年少は現在20歳の有村。「今日はほんとに楽しいラウンドでした!熊本県人3人のペアリングは始めてですね。みんな中学校のころから知っているし、普段もよく話しをさせてもらっていますので、リラックスして1日が終わっちゃいました」。スコアはいまひとつ伸び悩んだが、ラウンド後も笑顔を絶やさぬ有村だった。

ラウンド中気になったのが3人のウェアだった。3人がスタートした10時の時点では、風も穏やかで日差しも出ていた。ところが後半に入ると、風が強くなり気温もぐっと下がった。始めは白い長袖シャツにピンクのダウンベストを着ていた有村は、そのベストを着たり脱いだりし体温を調整していたが、後半はシャツの上にセーターを着込んで、さらにベストを重ねていた。

一方、上田は短いソックスに短パン姿だったが、17番を終えた時点で寒さに耐え切れずレインウェアのパンツを履いた。ハイソックスにスカート姿の古閑は、途中から紫色のセーターを着てプレーしていた。

「実はちょっと風邪気味なんです」という有村は、「去年、この大会で寒い思いをしていたので、寒さ対策で上着をいろいろと持ってきました」。自身の体調管理をするのは当然のことだが、昨年のことを思い出すあたりは、シーズン2年目として大事なこと。特にこの時期は日が暮れると、一気に寒くなるので、選手たちはウェア対策にも気を使わなければならないようだ。(編集部:本橋英治)