国内女子ツアー

瀬戸際の選手が奮起!シード権争いは残り1試合

2007/11/11 20:03
面倒見も良く、気さくな肥後。ベテランらしい渋いプレーで上位に入った。

国内女子ツアーは今週の「伊藤園レディス」を含め、残り3試合。だが、最終戦はランキング上位の25名と当年度の優勝者しか出場資格が無い為、賞金ランキング下位の選手にとっての残りは、今週と来週の2試合だけだ。

当然、賞金ランキング50位以内に与えられる翌年のシード権争いは激しさを増している。今週上位に顔を出した選手を見ても、優勝:北田瑠衣(先週までのランキング=56位)、8位タイ:肥後かおり(52位)・佐藤靖子(54位)、15位タイ:佐々木慶子(57位)といった具合で、各選手の気合の入りようが伝わってくるだろう。

写真は1992年に賞金ランキング32位に入って翌年のシード権を獲得し、以来15年間シードを守り続けてきた肥後。04年にメジャーの「コニカミノルタ選手権」を制して3年シードを得たが、その権利も今年一杯で切れてしまう。この日のラウンド中は、フォロースルーで手を離すショットが目立ったが、それでもしっかり球をコントロールしていたので、意図的にやっているのだろう。

若手選手が活躍している最近の女子ゴルフ界だが、こういったベテラン選手も元気にプレーしている姿を見るのは嬉しいものだ。今週8位で終えて、賞金ランキングでは50位に滑り込んだ。代わって50位から53位に押し出された大場美智恵も気になるところだが…、すべては来週の「エリエールレディス」で決定する。(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka