藍のキャディは素人ではなく今話題の「派遣」キャディ!
2007/03/01 00:00
国内女子ツアー「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」の開幕前日、プロアマ大会に出場した宮里藍。そのキャディバッグを担ぐのは、一部報道で「素人」扱いされた前田英理さんという女性だ。
実はこの前田さん、キャディが本業で現在は沖縄県北部のゴルフ場に勤務している。ところが、そのゴルフ場がキャディの派遣登録制を開始したため、現在はお呼びがかかれば、どこのゴルフ場にも出向くのだという。
そして、今大会の開催コース「琉球ゴルフ倶楽部」はプレーヤーとして何度もラウンド経験をつんでいる。今回宮里からは、パッティングのラインは自分で読むので、正確な距離の計算だけを求められた。
プロアマラウンド中、宮里の打球がフェアウェイ左方向に飛びバンカーに吸い込まれた。その様子を見ていた宮里の父・優さんが「どうした!?風の計算ができなかったのか?」と聞くと宮里は「ちょっと読み違えた」と返した。すると、優さんは「英理が教えなきゃだめだね~」と笑ってちゃかした。
前田さんは、以前、優さんの経営する大北ゴルフ練習場に通っていたこともあり、優さんにとっては生徒の一人だった。そして、現在派遣キャディをしていることを知り、今回バッグを担がせることにしたのだ。初顔合わせのキャディと過去に5勝している宮里は、今回の前田さんとのコンビに何の不安も抱いていないと言う。
これまで宮里のキャディをした女性としては最年長(本人希望で年齢非公開)となる前田さんが、沖縄のプロキャディとして宮里を優勝へ導くか、明日から3日間の戦いに注目が集まる。