さすがの古閑美保もショック!女子プロをやっつけるにはこれが一番?
「あんまり撮らないでくださいよ、今、顔ボロボロだし・・」。ライフカードレディスのプロアマ日、地元熊本に帰ってきた古閑美保だが、そのテンションは異様に低い。「だって、いい事無いんだもん。人生初めて、こんなに落ち込んでいるのは・・」。いつもは明るい古閑だが、この日は話せば話すほど、話題はどんどん暗くなった。
女子ゴルフ界への注目を示すかのように、今度は古閑が週刊誌の餌食となった。過激な見出しが電車の中吊りに踊る。誰に対しても壁を作らずオープンに接してきた、その足元をすくわれた形だ。「週刊誌って、怖い・・」。吐き出すように、言葉が漏れた。
念の為、いくつかの事柄について確認してみる。「彼氏ですか?いますよ。だって、普通いるんじゃないですか?でも、ダメですね。もう終わります・・」。飽きちゃうから長く続かないんですよ、と寂しそうに付け加えた。「結婚願望?確かにあったけれど、いつの事だっけって感じですね」。半ば呆然といった様子だ。
こうなると、本業のゴルフへの影響も心配だ。悪いデータもある。地元開催の今大会には中学2年の時から出場しているが、これまでは2003年の7位タイが最高と、古閑にしては今ひとつ相性が良くない。「コースは苦手でもないのだけど、なんか上手くいかないんですよね」。なかなか、思い通りにはいかない世の中だ。
「まじめな話?今週はベスト10目指して頑張ります!」古閑が東海大2高在学中に3羽烏と呼ばれた成田いづみ、紫垣綾花も揃って出場する今大会。当時を思い出しつつガッツなプレーを見せて、気分一新として欲しい。
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka