国内女子ツアー

自粛の流れ!?選手もスコアも自粛?

2007/04/27 00:00
志度湾を望む16番ホール。このコースは打ち上げのホールが多く、下からでも見えるように2メートルをゆうに越す長さのものが多い

開幕の一週間前に突然大会名が変更になった「屋島クイーンズゴルフトーナメント」。その理由は旧主催社「カトキチ」こと加ト吉の自粛によるものだ。加ト吉-粉飾決算の文字が紙面に取り上げられたのが先月末のこと。今大会の開催をめぐって、社内では論議が繰り返されたと加ト吉の内山藤章社長室長が語ってくれた。

記者団の前に現れた内山氏は「はじめに急な大会名変更になってしまい申し訳ございません」と謝罪を述べられ、経緯を丁寧に説明してくれた。実際、大会の中止も検討材料に上がったが、関係者やプロ、お客さまなどのことも十分考え、大会は実施することになったと言う。

時間的に急なことだったので、対応が行き届かなかったこともある。ピンフラッグは従来、大会用のものを使用するのだが、今回は通常コースで使用しているものをそのまま使っている。クラブハウスまでの坂道には、大会名の入った100本の沿道旗を立てていたが、今回は準備できなかった。

加ト吉社内では新社長が就任し新体制となるが、現在はイベント関係の主催、共催などはすべて自粛する方向だという。そして来年以降、今大会の開催についても、これから検討していくことになるそうだ。

今大会は自粛という流れなのか、体調不良などの理由で出場を見合わせる選手も多いが、初日のスコアも控えめな感じになってしまった。