国内女子ツアー

痺れるって言うか、あの傾斜は怖い!!

2007/05/04 00:00
18番パー3で上からのバーディパットに挑む福嶋晃子

「サロンパスワールドレディスゴルフトーナメント」の会場となる東京よみうりカントリークラブ(東京都稲城市)は、男子のシーズン最終戦の会場としても有名だが、中でも名物ホールとなっているのが18番パー3だ。

グリーンの手前と奥では高低差がなんと1.8メートル。ピンの奥につけたら、たとえ30センチでも安心できない難所。そして2日目のピン位置は手前から7ヤード、左から6ヤードに切られ、ティショットでピン手前のグリーンに乗せることなど神業となる条件だった。

写真の福嶋晃子はギャラリーから大歓声を受けるナイスショットで、ピンの上6メートルにつけた。ところが、バーディパットに入ろうとしたが、なかなかアドレスに入れない。キャディとラインを確認しながら福嶋がつぶやいたのは「怖えー!」の一言。

打つという感覚ではなく、ボールにパターのヘッドをあわせただけだが、無情にもカップの左をすり抜けたボールは、そのままグリーンの外まで転がり落ちてしまった。結果ボギーフィニッシュ。そんな光景がこの日は何人もの選手で見られた。

ホールアウト後、福嶋に聞くと「あの傾斜は怖いでしょ。(例えれば)ドライバーのソールでボールの頭をなでるような感じで行かないと止まらないよね!」。実はこの18番グリーンは数年前に少しだが傾斜を緩やかにした。以前だったら、この手前の位置には絶対にカップを切れなかったのだ。改修後はグリーンの四方八方にカップが切られるようになり、選手としては苦難が増したような気がする。