国内女子ツアー

服部真夕「20歳になったけど・・・なにも変わらないですね」

2008/03/05 19:47
パッティンググリーンに現れた服部真夕はエクボのこぼれる笑顔で対応してくれた

昨年のプロテストでトップ合格を果たし、シーズン後半11試合の出場資格を掴んだ服部真夕は、日本女子オープンの予選会も突破し、全12試合に出場を果たした。そして賞金を1,800万円以上稼ぎ、賞金ランキング44位に入り08年のシード権を獲得。

開幕戦「ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメント」から08年のシーズンがスタートするが、その会場への移動日となる3月3日(月)に、20歳の誕生日を迎えた。会場に姿を現した服部は、同学年で昨年すでに20歳を迎えた有村智恵に「誕生日おめでとう!」と声をかけられた。「20歳にはなったけど、ぜんぜん実感わかないんですが・・・」。移動日だったこともあり、一人寂しく誕生日を迎えたと言う。

服部は、昨年出場した12試合のほとんどが一人旅だった。「誰かと一緒にいるのが嫌なわけではないのですが、一人でもなんとかなりますから。食事のときだけですかね、寂しさを感じるのは」。トーナメント会場周辺で、一人で食事をするので、おしゃれなお店で優雅に食べることなどはなく、ラーメン屋さんかファミリーレストランが多いそうだ。

お世話になっている方々に食事に誘っていただくこともありますが、先日は「そんなに食べるの?」と驚かれてしまった。そんなに大食いではないと思っていたのですが、まだまだ育ち盛りなのかなと不安げ。20歳ならまだまだガッツリ食べないとダメでしょうと煽ると「そうですよね、安心しました」と笑顔を取り戻した。

20歳になったので、お酒はチャレンジするのか聞けば「機会がないので、自分が飲めるのか飲めないのか分からないんです。お母さんに似れば、きっと飲めると思うんですよね」と嬉しそうな笑顔で応えてくれた。きっと飲める口なのだろう。

服部が20歳になったので、開幕戦を10代で迎えるシード選手はいなくなった。しかし、近年の若手台頭の女子ゴルフ界それもシード選手の最年少は服部に違いない。昨年に続き2年連続での賞金シード獲得はもちろん、同年代トップでのツアー優勝を狙う。(編集部:本橋英治)