国内女子ツアー

「イギリスに行きたい!」逆転で全英女子出場を目指す諸見里しのぶ

2008/06/11 19:02
黙々とパッティング練習をする諸見里。後ろには上田と江連氏の姿が。

「さっきまで、変なプレッシャーがあったんですよ。ホームコースだから、良い成績を出さないといけないとか…。でも、今週頑張れば全英女子に行けるっていうことを聞いたので、それって良いモチベーションですよね!」

そう話すのは、今大会の会場である六甲国際GCを拠点とする諸見里しのぶ。今年1月のW杯に備えた合宿でもこのコースを数多くラウンドし、コースは他の誰よりも知り尽くしている。ただでさえプレッシャーは増しそうだが、今週はアメリカから同門の上田桃子が帰国してツアーに参戦。常に比較される二人だけに、諸見里が感じる“変なプレッシャー”というのもうなずける。

そんな諸見里の賞金ランキングは、現在14位。全英女子オープンの出場権は、今週の大会終了後の賞金ランキング上位5人に与えられる。とはいえ、上位のうちの数人は出場しないという情報もあり、諸見里にしてみれば今大会の成績次第では、まだ全英女子の出場権を獲得できる可能性も残っている。

「4日間の方がチャンスはあると思います」と、国内女子ツアーには珍しい4日間大会も、肯定的に受け止めている。今週は両親が揃って出てきて、コースから10分のところにある諸見里の自宅で手料理を作ってくれるという、万全のサポート体制も整っている。「行きたい気持ちは強いですね」という全英女子オープン。諸見里の一発逆転はなるだろうか?(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka