国内女子ツアー

福嶋さんのコース攻略を参考に!佐々木慶子

2008/07/24 19:09
試合のラウンド中にもかかわらず余裕のVサインをする佐々木慶子と同じ組でラウンドした土肥功留美

国内女子ツアー「カゴメ フィランソロピーLPGAプレイヤーズチャンピオンシップ」の初日は、午前中のスタートに注目選手が集約。メイン組は10番スタートで、多くのギャラリーを引き連れていたが、その裏側、アウトコーススタートで好スタートをきったのは佐々木慶子だった。

スタートの1番でバーディを奪うと前半は4バーディで折り返し、後半も10番、13番でバーディを奪い6アンダーまでスコアを伸ばした。ところが、終盤の15番で初めてのボギーを叩くと、17番、18番の上がり2ホールでは連続ボギーを叩いてしまった。

「最後はもったいないというか、ダメですよね。15番からティショットが曲がりだして・・・。パットが良くなったので助かっています。無理にピンを攻めに行かなくても、長めのパットが入りました。明日も無理な攻めはしないようにします」。

佐々木は今季好調の福嶋晃子と練習ラウンドを行ったり、練習を共にすることが多い。「2年ぐらい前から仲良くさせていただいています。もっと一緒に練習させてほしいんですけど、アッコさんは(コースの)入りが遅いので、頻繁には一緒になれないんですよね(笑)」佐々木らしいジョークを交えながらも、福嶋の影響が大きいことを明かしてくれた。

「攻めないゴルフは福嶋さんのおかげなんです。先週一緒にラウンドして、アッコさんは無理な攻め方をしていないと改めて思ったんです。逆に私はピンを狙っては外して、パーを拾うのが精一杯というゴルフだったので、考えを切り替えてみました。そしたら今日のようなゴルフですから、本当にアッコさんのおかげですね」。

佐々木は2002年のプロテストにトップ合格を果たしプロになったが、まだツアーでの優勝経験がない。佐々木以降のトップ合格者は昨年まで誰も優勝できずにいたが、今シーズンに入り、03年の上原彩子、05年の有村智恵と立て続けに優勝している。ツアー7年目の佐々木としては、そろそろ初優勝を果たしたいところだ。(編集部:本橋英治)