国内女子ツアー

プロデビュー戦で予選突破を目指す木戸愛

2008/09/26 19:40
豪快だが安定したショットを見せる木戸愛。将来が楽しみな選手だ。

実力者が揃った今年のプロテストで、最終ホールにイーグルを奪って合格ラインに滑り込んだ木戸愛。東北高校出身の彼女のプロデビュー戦は、第2の故郷・宮城県で今週開催される「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」となった。

プロレスラー・木戸修氏を父に持つ彼女は、身長172cmと体格にも恵まれている。「飛距離で勝負するゴルファーになりたい」という木戸は、「めちゃくちゃ緊張しました」というプロ第一打も、切れのあるスイングでフェアウェイ中央に運んだ。

この日は3番でバーディを奪った後に、4番、7番でボギー。その後はパープレーを続けていたが、最終18番パー5でフェアウェイからの第2打を右に曲げると、3打目はグリーン手前のバンカーへ。そこからピンを8mオーバーして3パットのダブルボギー。「最後は焦ってしまいました」と、デビュー戦らしいほろ苦い初日となった。

「今日は父と反省会になると思います」という木戸。それでも、「最後はオーバーしてのミスだったので、明日に繋がると思います」と前向きだ。明日は、神奈川から中学生の妹も応援に駆けつける予定だという。「妹もゴルフをやっているのですが、上手いんですよ。身長も170cmあって、私のライバルみたいな感じですね」。

初日を終えて53位タイとカットライン上にいる木戸。明日の目標はもちろん予選通過だ。デビュー戦とはいえ、妹の前でプロとしての貫禄も見せたいところだ。(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka