国内女子ツアー

9試合ぶりに予選突破の一ノ瀬優希「無表情だと…」

2008/10/03 19:01
パッティング練習でもこの通り。感情表現豊かな選手は、見ている方も感情移入しやすいものだ

「やったぁー!!」初日「74」、2日目「72」の通算2オーバー、堂々の8位タイで「日本女子オープン」予選突破を決めた一ノ瀬優希は、満面の笑みで喜びを表した。それもそのはず。一ノ瀬は、ここ8試合連続で予選落ちの屈辱を喫していたのだ。

予選落ちの期間中、一ノ瀬の中では、バーディを獲っても、ボギーを叩いても淡々と表情一つ変えない、不動裕理のようなプレーが理想だと思い、あえて自分の感情を抑えていたという。

だが今週の開幕前、知人に「優希のプレーは喜怒哀楽があるからいいんだよ」と指摘されて吹っ切れた。「バーディを獲ったらガッツポーズをするし、ボギーを打ったらふてくされる。発散出来るからいいですね。無表情だと、発散出来ない!」自分らしいプレーを取り戻し、予選突破につながった。

「それにですね、最終日は私の20回目の誕生日なんですよ!」という一ノ瀬。記念すべき20歳の誕生日を、気持ちよく過ごせるように祈りたい。(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka