国内女子ツアー

飯島茜、基本の再確認で首位浮上

2008/10/04 19:06
最終ホールでグリーンを外したが、それ以外はすべてパーオンという安定感を見せた飯島茜

「日本女子オープン」3日目を終えて、首位タイに並んだ飯島茜。先週は2位タイに入り、好調をキープしたまま今大会に臨んでいるが、その要因は意外にもシンプルなものだった。

「井上(透)コーチに『スイングは悪くない』って言われていたのですが、自分の中では自信の無さがあった」という飯島。先週の「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」の練習ラウンドをコーチと一緒にこなしながら、基本的な事を学習したという。

「今までは、スライスしか出ないライから、フック球を打とうとしてミスショットしたり、自分のミスなのか、ライなのか分からなかった。練習ラウンドで、このライからならどんな球が出やすいとか確認しました」。基本的な事なんですけどね、と飯島は苦笑いで打ち明けた。

「良い球を打てば、近くに寄る訳でもないし…」という飯島。井上コーチに、「6mじゃなくて、3mによる可能性もある」と指摘され、今週はスイングよりもマネジメントを意識しているという。「スイングにこだわらないと、逆にフィーリングが出てきました」と、それは相乗効果も生んでいるそうだ。

「賞金女王争いも見えてくるので、ここは絶対勝ちたいと思っています」。珍しく、強気の発言も出た飯島。昨年に続くメジャー2勝目はなるだろうか?(編集部:今岡涼太)

■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール

1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka