佐伯三貴、狙うは7匹!?
来季の米ツアー出場権を獲得できる「ミズノクラシック」で、勝利を目指している米ツアー挑戦組の大山志保と佐伯三貴。大会初日は佐伯が5アンダーのトップタイ、大山は3アンダーの5位タイと、揃って好スタートを切った。
10番スタートの佐伯は、前半2つのバーディを奪って折り返すと、後半も1番でバーディ。2番でこの日唯一のボギーを叩いたが、4番で1mにつけてすかさずバーディを取り返すと、5番、6番と連続チップインバーディ。同組の不動裕理も「入れるし、寄せるし、残りの2人は吸い取られているみたいだった」と、佐伯の爆発力に圧倒されていた。
先週は腰痛の為、ツアーを欠場。しかし、今週もその爆弾は抱えたままだ。「何をやっても痛いですよ」というが、コースでそんな素振りを見せることはない。「この腰が壊れてもいい!(笑)」と、気迫で残り2日を乗り切る構えだ。
周囲はこの試合に勝って、米ツアー出場権を掴んで…という青写真を描くが、それは本人が一番意識しているはず。だからなのか、「勝たなくちゃっていうのは無くて、勝ったらラッキーくらいです」と、努めてプレッシャーは遠ざけている。
そんな、オンオフ切り替えの一環として、昨日は魚釣りに行ったという佐伯。「ハゼを6匹釣りましたよ」と、腕前もなかなかのようだ。偶然にも(?)今日のバーディ数も6。「じゃあ、今日は7匹釣ってきます!」と、しっかりとマイ釣竿の積まれた車にキャディバックを押し込んで、この日も颯爽と漁場へ向かった。(編集部:今岡涼太)
■ 今岡涼太(いまおかりょうた) プロフィール
1973年生まれ、射手座、O型。スポーツポータルサイトを運営していたIT会社勤務時代の05年からゴルフ取材を開始。06年6月にGDOへ転職。以来、国内男女、海外ツアーなどを広く取材。アマチュア視点を忘れないよう自身のプレーはほどほどに。目標は最年長エイジシュート。。ツイッター: @rimaoka