キンクミ&横山恭子が“ピンクレディー”に
2009/05/21 17:56
国内女子ツアー「中京テレビ・ブリヂストンレディスオープン」前日のプロアマ日は、1日を通してどんよりとした曇り空。その灰色の雲が広がるコース上で、鮮やかなピンクのウェアが一際目立つ、ペアルックの2人組が練習していた。
2人とは、ナイキのドライフィットピケ半袖ワンピースで揃えた金田久美子と横山恭子の19歳コンビ。ともに今シーズン初めにナイキと用品契約を結び、ジュニア時代から切磋琢磨してきた仲良し2人組だ。前日に打ち合わせをし、お揃いのウェアを選んだという。
「ワンピースのピンクは、けっこう勇気がいるよね」。「明日もきっとピンク色だよね!」。「じゃあ、薄いピンクと濃いピンクにしようよ」。報道陣に囲まれる中で言葉を交し合う2人だが、実際には、「週に1回、プロアマでウェアを合わせるくらいですよ。試合の時は別々です」と金田。無邪気に冗談を言い合う10代コンビは、まるでプロゴルファーには見えない。プロとして初めて本格的なシーズンを迎えている同士、ともに結果が出ず苦しい序盤戦を送っているが、この時ばかりは満面の笑顔を振りまいていた。
「良いライバルだと思うけど、“試合で絶対勝つ!”という気持ちはないですね。お互いに頑張ろう、という感じです」と口を揃える。2人が同じトーナメントに立つのは今シーズン3回目。この日はピンクのワンピースで周囲の注目を集めた金田と横山だが、互いに良い影響を与え合い、プレーでもギャラリーを魅了することができるか。