アウェイの洗礼!? 谷原秀人は終盤に崩れ22位タイ
2013/03/16 20:36
「タイランドオープン」2日目は、僅か3ホールを残して日没サスペンデッドとなった谷原秀人。大会3日目は6時40分から第2ラウンドのプレーを再開し、3ホールを終了してから約1時間30分の休憩を挟んで第3ラウンドを迎えた。1番ではピン奥1メートルのバーディパットを外してしまうが、2番、3番とバーディを奪い、14番を終えた時点で通算18アンダーまでスコアを伸ばしていた。
ところが、15番でボギーをたたくと、16番パー5は2オンを狙った2打目がグリーン手前の池に捕まってしまう。そのボールが一旦グリーン側の斜面、もしくは看板にあたって池に戻って落ちたと思った谷原に、同伴競技者はグリーン側まで届いていないと却下。競技員を呼んで確認を行うことも出来たが、朝から2度目の16番ホールをプレーする谷原は、暑さも手伝い押し問答をする気持ちにもなれず、手前の岸からプレーを再開した。
ドロップ後の4打目は、深いラフからだったためにフェアウェイにレイアップ。5打目のアプローチもグリーンを捕らえられなかったが、6打目でピンに寄せて1パットのダブルボギーとなった。
「過ぎてしまったことだから、あまり気にしてないですよ」と話す谷原。これが、慣れしたしんだ言葉の壁もない日本での出来事ならば、谷原の対応も少しは違っていたかもしれない。「海外の試合では良くあることですから・・・」と、谷原自身も感じていることだ。1打を争うゴルフでは、こういったもったいない1打があとから左右することも多い。
首位とは7打差の22位タイに後退してしまったが、今大会はビッグスコアも続出するだけに、まだまだ諦める差ではない。この日の鬱憤を晴らすべく、大会2日目のように1日2イーグルなど持ち前の爆発力を発揮してもらいたい。(タイ バンコク/本橋英治)