13年ぶりの小野GC制覇を狙う星野英正
2011/08/19 20:30
伝統と歴史ある兵庫県の小野ゴルフ倶楽部で開催されている、国内男子ツアー「関西オープンゴルフ選手権競技」。同コースは1998年に「日本アマチュアゴルフ選手権競技」の舞台となった。その時大会を制したのは、2位の宮里優作、近藤共弘(当時は智弘)に6打差をつけた星野英正だった。その星野は今大会予選2日間を通算4アンダーの8位タイで決勝ラウンド進出を決めた。
13年ぶりのラウンドに星野は「前半の5番でグリーン手前のバンカーからカップインさせたことぐらいかな」と、あまりコースの印象は少ない。当時の話はそこそこに、星野は前日に自身に起こったトラブルの話に切り替える。
「昨日の帰りに、高速道路で車がパンクしていることに気づいて。ゆっくりと高速を降りて、姫路のスタンドでスペアタイヤに入れ替えたんです。大丈夫だったけど焦ったね」と、事故にはならず、無事に帰宅したと話す。
事故といえば、星野は「最近の試合で3日目が問題なんだよな~。過去のデータ上、今年に入って3日目が悪くなるから、とにかく明日次第だね」と自分のゴルフを分析する。確かに、今季は3日目にアンダーパーを記録しておらず、「サン・クロレラ クラシック」では、12位タイから41位タイまで急降下している。
今大会はファウェイが狭く、池も効いているため、1ホールで大たたきをする選手も続出している。予選2日間の星野は、この日の7番でたたいたダブルボギー以外は大きな事故にあっていないが、まずは苦手な3日目を安全運転でクリアし、最終日に「日本アマ」を彷彿させる圧勝を目指す。(兵庫県小野市/本橋英治)