池田勇太&川村昌弘は終盤に失速 次週も豪州
◇欧州男子◇ISPS HANDA ヴィックオープン 3日目(9日)◇13th ビーチGC ビーチコース(オーストラリア)◇6796yd(パー72)
池田勇太と川村昌弘は終盤にスコアを落とし、上位35位タイまでの最終ラウンド進出を逃した。池田は3バーディ、4ボギーの「73」で通算6アンダーの37位、川村も「73」とし通算5アンダーの49位。ともに次週の欧州ツアー(オーストラリア共催)「ISPS HANDA ワールドスーパー6パース」に出場する。
時間の経過とともに風が強まった。風速13m/秒に達した昼過ぎから、ピンフラッグはしなり続けた。インの最終組(午後1時40分ティオフ)だった池田は、終盤にカットラインから滑り落ちた。6番から2連続ボギーをたたき、「最終日を意識しながらプレーしていたが、最後の最後に」と振り返った。
序盤に2バーディを先行させ、一時は上位を狙える位置につけた。折り返しの18番、2番と2つのパー5をボギーとし、流れを停滞させた。ともに第1打は風の影響もあり、第2打でレイアップする状況になったが、「結果的にパー5の2つをボギーにしてしまった。これはダメ。風が吹いている中でも、スコアを出さないといけない。状況は一緒。オーバーパーにしてしまったというのは自分の技術」と潔く述べた。
次週に向けては「僕も回ったことがないコース。ただ今週やってきたことの続きにはなると思う」と話した。
午前に出た川村は前半の2ボギーを後半12番までに取り返した。14番のバーディで、結果的にカットラインになった7アンダーに乗せたが、上がり2連続ボギーを喫した。「最後2つはトラブルもあったので仕方ない。きょうは1m以上のパットが一度も入らなかった。これだけ入らないのは久しぶり」とグリーン上の停滞に首を横に振った。時折雨が混じるコンディションにも「最初は寒くてしばらく手の感覚もなかった」と苦しんだ。
3月にはオマーンやカタール、ケニアで欧州ツアー出場を予定している。次週に向け「何度も出ている大会なので。すごく良いコースなので、また頑張ります」と力を込めた。(オーストラリア・バーウォンヘッズ/林洋平)